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田尾スポーツ文庫

青年時代に草創期のラグビーに親しんだ田尾栄一氏は、昭和初期、旅館「三国荘」(大阪市南長堀橋2-39)を経営しながら、「関西ラグビー倶楽部」の世話人として関西のスポーツ界の先輩たちとの交遊によってスポーツへの情熱が育まれた。まもなく、スポーツ関係の図書・文献・ポスター等の収集を終生の事業と決意した。そのコレクションはすでに関西では知られた存在となっていた。終戦後、「スポーツマンホテル」(大阪市両区大宝寺町仲之町26)を経営しながら、幸いにも戦災の難を逃れた図書を安全に保管してもらえる場所を摸していた。その頃、芦屋市では、スポーツについて格別に関心と理解のあった猿丸吉左衛門が市長だったので、昭和25年、この貴重な資料を本市にご寄贈いただいた。謝礼として市から報償金50万円を支払い、資料は教育委員会に保管された。その後、資料が散逸するのを防ぐため、教育委員会から図書館へ移管した。昭和30年4月17日、ようやくのことで、「田尾スポーツ文庫」として、一般の閲覧に供するようになった。(当初の蔵書数は、(1,148冊)

文庫は、スポーツ全般にわたる網羅的なものであり、国内はもとより、海外の文献も広く収集している。内容としては、戦前の資料が中心で、「明治神宮体育大会報告書」「第10回オリンピック大会報告」「第11回オリンピック大会報告書」などの記録・報告書、「アサヒスポーツ」などのグラフ雑誌をはじめ、各般に亘るスポーツ研究書・スポーツ史がある。また日本女子陸上の草分け的存在である人見絹枝選手の著書「最新女子陸上競技法」「スパイクの跡」「女子スポーツを語る」「戦ふまで」「ゴールに入る」が揃って収蔵されているのも珍しく、全国的にも著名かつ特色ある文庫になっている。

その後、田尾栄一氏は、淡路島に転居するが、終生、スポーツに関する図書・文献等の収集の情熱は変わらなかった。

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